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2020年07月03日更新

不動産投資クラウドファンディングとは?オススメサービス5選を紹介

不動産投資はローリスクで負担も少なく、副業としても人気です。

最近は少ない資金から不動産投資ができ、情報の透明性も高い「不動産投資クラウドファンディングが注目されています。

上場企業など大手も参入しはじめ、投資家からの支持も急増中です。

今回は不動産投資クラウドファンディングとはなにかを解説します。

副業のコツ編集部オススメの不動産投資クラウドファンディングサイトも紹介するので、ぜひご参考にしてください。

副業のコツ編集部のゆうたです。

サラリーマンの副業としても人気が高い不動産投資。

最近は「不動産投資クラウドファンディング」というものが注目をされていますが、ご存知でしょうか?

今回は不動産投資クラウドファンディングのメリットやデメリットに加えて、オススメのサービスも厳選してご紹介します!

不動産投資クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとはインターネットなどを使って人々に呼びかけて資金を集め、その資金を運用した成果が投資者に分配される仕組みです。

 

不動産クラウドファンディングは事業者が一般の投資家から投資してもらい、その資金で不動産を購入・運営し、その運営利益を投資家に分配します。

 

共同出資のため少ない元手で投資可能で、購入や運営を事業者に任せられるので、手軽にできる不動産投資と言えます。

不動産クラウドファンディングのイメージ

不動産投資クラウドファンディングのメリット

不動産投資クラウドファンディングには次のようなメリットがあります。

不動産投資クラウドファンディングのメリット

  • 少額から投資可能
  • 手間が少ない
  • 投資先の情報を調べられる

少額から投資可能

従来の不動産投資と大きく異なるのは、少額から投資を始められる点です。

不動産投資では数百万円~数千万円の融資を受けたり、まとまった額の初期資金を用意する必要があります。

不動産投資型クラウドファンディングは、1万円から始められるものがほとんどで、初期資金が少ない方や多額の融資を受けるリスクを避けたい人に向いています

手間が少ない

実際に不動産を購入した場合、保険の加入や不動産の修繕費など、多くの手間がかかります。

不動産投資会社に委託しても費用がかかります。

それに対し不動産投資クラウドファンディングは、運用などの手間がかかることをすべて事業者が行うのです。

投資者は資金を融資するだけなので、これまでの不動産投資より圧倒的に楽な投資と言えます。

投資先の情報を調べられる

どんな物件を購入するのかわからなければ、安心して投資できません。

不動産投資型クラウドファンディングの場合、投資用不動産の情報公開に制限がないので、住所や築年数、管理状況などを事前に確認できます

この物件なら投資してもいいと自分で判断して出資するので、安心して投資できます。

メリットをまとめると安い!楽ちん!安心!って感じです。

不動産知識はあったほうがいいですが、初心者でも始めやすいです。

不動産投資クラウドファンディングのデメリット

不動産投資クラウドファンディングのデメリットは以下の点が挙げられます。

不動産投資クラウドファンディングのデメリット

  • レバレッジ効果が薄い
  • 元本割れのリスク
  • 希望する案件に投資できない

融資を行った場合のレバレッジ効果が薄い

不動産投資型クラウドファンディングは、一般的な不動産投資と比べるとレバレッジ効果が低いです。

用語チェック

レバレッジ効果……少額の投資で多額の利益を期待できることです。金融版「てこの原理」とも言えます。つまりレバレッジ効果が低いとは、少額の投資では少額の利益しか獲得できないということです。

通常の不動産投資では、物件を購入する際に金融機関から融資を受けることで元手を増やして、効率的に利回りを確保できます。

現金のみで行う不動産投資型クラウドファンディングは、現物の不動産投資と比較すると効率は良くありません。

元手を増やすためにカードローンで融資を受けても金利が高く、利回りを上回る可能性があります

不動産投資クラウドファンディングは現在の貯金からコツコツと運用していく、ローリスクローリターンな方法です。

元本割れのリスク

元本割れとは運用後の金額が投資に使った金額よりも下回ることです。

不動産投資クラウドファンディングは出資金返還保証などがないため、不動産相場が急落した場合には赤字となるケースがあります

少額投資できるのが不動産投資クラウドファンディングの強みなので、生活に支障をきたさない範囲の投資から始めましょう。

元本割れしないように優先劣後出資をしている会社もあるので、サービスを選ぶときはチェックしてみましょう。

案件の獲得が困難

不動産投資クラウドファンディングは常時出資の募集を行っているわけではないため、投資するための案件が見つからないこともあります

さらに不動産投資クラウドファンディングは共同出資のため、条件のいい案件には多くの人が投資しようとします。

人気の案件には投資が集中し、すぐに受け付けを締め切ってしまうケースが多いです。

投資するためには、案件の募集が行われていないかをこまめに確認する必要があります。

不動産投資クラウドファンディングを選ぶポイント

不動産投資クラウドファンディングのサービスを選ぶときは次の点をチェックしておきましょう。

サービスを選ぶチェックポイント

  • 案件の数
  • 情報開示
  • 不動産の種類

案件の数は十分か

不動産投資クラウドファンディングは投資する案件が見つからないことや、人気の案件の奪い合いになることが多いです。

案件の数が少ないサイトを利用していると、とくにその傾向が強いです。

案件の数が少ないと、こまめにチェックしても投資できる案件がなく、安定した資産運用ができなくなります。

投資案件が多いサイトなら、投資したいときに投資できるうえ、複数の案件から比較して選べます

投資先不動産の情報開示は十分か

投資先の情報がわかるのは不動産投資クラウドファンディングのメリットですが、どの程度情報の開示が行われるかは事業者次第です。

公開している情報量が多いほど、よりリスクや収支を予測しやすくなります

物件の住所築年数が公開されていれば大まかな資産価値を把握でき、収支シミュレーションが公開されていれば計算が妥当か判断することもできます。

損益計算書や貸借対照表などの決算書は、会社の健全性が図れるためチェックしたいところです。

運用される不動産の種類

事業者が運用する不動産の種類は収益を大きく左右します。

マンションなどの居住用不動産は、居住者がいれば需要があるので、安定した収益を得られますが、利回りは高くありません。

ホテルなどの宿泊施設は景気によって需要が変動し、需要が高ければ高い利回りを期待できますが、需要が低ければ赤字のリスクもあります。

不動産の種類によって収益の特徴が変わるので、自分が選びたい不動産の案件を扱っているかもチェックしておきましょう。

オススメの不動産投資クラウドファンディング5選

選び方のポイントを踏まえて、副業のコツ編集部オススメの不動産投資クラウドファンディングサービスを紹介します。

Rimple

Rimpleは東証1部上場の不動産会社「プロパティエージェント」が運営している不動産投資クラウドファンディングサイトです。

投資案件はプロパティエージェントが開発した都内ワンルームマンションを中心に募集しています。

サービス開始は2020年とかなり新しいため、現時点では実績を評価することは難しいですが、これまでのところ最低募集金額1万円、年利4.5~5%、運用期間6ヶ月の案件が多いようです。

募集の頻度などについては今後の動向に注目です。

 

Rimpleの特徴的な点に、リアルエステートコインの活用があります。

リアルエステートコインはリンプルで使用できるコインのことで、1コイン=1円のレートで投資に使用可能です。

他社のポイントをリアルエステートコインに交換できるのが独自のポイントで、現在はセゾンカードの永久不滅ポイントを交換できます

ポイントサービスは今後も順次追加されていく予定です。

 

Rimpleは「優先・劣後出資」を採用しています。

簡単に言えば損失は先に運営会社が被り、利益は優先的に出資者が受け取れるシステムです。

Rimpleの劣後出資の割合は30%

10~20%の劣後出資が多いなか、30%という割合は高水準な数字です。

A funding

A fundingは、上場企業の不動産関連会社AMBITIONが運営する不動産投資クラウドファンディングです。

クラウドファンディングに参入したのは2020年からのため、実績はまだ1件だけです。

第1号ファンドの投資物件は神奈川県の中古マンションで、最低募集金額は1万円でした。

地方の中古マンションを中心に募集していくのか、今後の傾向、内容をチェックしていきたいところですね。

 

A fundingの特徴は公開情報の充実です。

不動産投資クラウドファンディングの情報は会員限定公開も多い中、一般公開している上に情報量、質ともに文句なし。

住所や築年数などの物件情報はもちろん、分配シミュレーションまで公開しており、想定利回りの根拠もわかりやすいです。

「想定利回り○%」と記載しても、どうしてその想定になったかが不透明な業者は少なくありません。

透明性の高いA fundingなら、内容をしっかりと検討してから投資できます

 

優先劣後方式を採用しており、劣後出資は30%と高水準です。

投資物件で損失があっても、30%までなら運営者が優先的に負担してくれます。

元本保証はありませんが、元本割れのリスクは低いです。

クラウドリアルティ

クラウドリアルティは幅広い不動産案件を取り扱う不動産投資クラウドファンディングサイトです。

一番の特徴は取り扱う物件のユニークさ

一般的なクラウドファンディングだとマンションや商業施設、オフィス、宿泊施設などが対象です。

クラウドリアルティでは京都の町家を改修して宿泊施設として活用するプロジェクト地方コワーキングスペースの開発など、他では見られない案件が多数あります。

そのほかにも、海外の不動産担保ローン物件なども扱っています。

物件情報やプロジェクトの内容といった投資先の情報はサイトで公開されているので、投資の判断を検討する材料が充実しています。

 

過去案件の平均利回りは7.4%ほどで、それなりに高いですが、利回りが高い案件はリスクも高いことが多いので内容はよく確認しましょう。

クラウドリアルティの案件は運用期間が3年ほどのものが多く、運用期間が長いのも特徴のひとつです。

本業が忙しく、投資にあまり時間を割けない人には、一度投資すれば放っておいても分配金が入るので運用期間の長さはメリットです。

しかし長期間資金が拘束され、自由に運用できないというデメリットもあるので、自分のスタイルとあっているかを一度検討してみましょう。

 

クラウドリアルティは最低募集金額が高めというのが気になる点です。

一口5万円という金額は、1万円から投資できるものが多い他社と比べるとちょっと高く感じますね。

最低応募口数が3口という案件もあり、その場合には最低15万円が必要になります。

初心者が気軽に試せるサービスとはいい難いですが、不動産投資クラウドファンディングに慣れたら手を出してみてはいかがでしょうか。

案件数はあまり多くない上に募集はすぐにいっぱいになってしまうので、会員登録をして案件の募集が追加されたら通知が来るようにしておきましょう。

オーナーズブック

オーナーズブックはロードスターキャピタル社が運営する不動産投資クラウドファンディングサービスです。

ロードスターキャピタルは不動産関連会社で、ひとことで説明すると「購入した不動産をリフォームして付加価値をつけ売却する事業」を行っています。

不動産に関する知識はかなり高い企業と言えますね。

募集案件はマンションや商業ビルが中心で、予定利回りは4~6%と平均水準です。

最低投資金額は1万円で比較的気軽に投資できますが、運用期間は2年ほどのものが多く、その間は資金を運用できなくなるので注意が必要です。

 

物件の情報は住所や建物状況などの物件概要、予定利回りや担保内容まで開示されているので、十分に検討する材料を集められます

ロケーションや稼働率をもとにしたリスク分析まで公開し、不動産のプロであるロードスターキャピタルがどのように判断しているかを参考にできます。

 

不動産投資クラウドファンディングの欠点といえば、案件に応募が殺到してなかなか投資できないことです。

とくに副業として投資を行う場合は、募集が始まっても反応が一歩遅れてしまうのは悔しいですよね。

オーナーズブックでは従来の先着型以外にも、抽選型の募集もしています。

確実に投資できるわけではないですが、即座に応募できなくても投資できるチャンスが生まれるという意味では、スキマ時間や、就業後のプライベートな時間を有効に使って、副業で投資しているような忙しい人に向いています。

CREAL

CREALはブリッジ・シー・キャピタルが運営する不動産投資クラウドファンディングサービスです。

投資の対象物件はホテルなどの宿泊施設やマンションなどの共同住宅、保育園など多岐にわたります

保育園や学校といった案件は個人では投資が難しい不動産に投資できるのは、クラウドファンディングならではですね。

それぞれの物件概要や事業の内容、動画での紹介も公開しており、情報開示に積極的なのは出資者には嬉しいポイントです。

だいたい月2本くらいのペースで募集しており、比較的多いと言えます。

投資したい案件がなかなか見つからないことも多い不動産投資クラウドファンディングでは、募集ペースは重要な要素です。

 

利回りは4~5%と平均の範囲内、最低投資額1万円と少額で始められるので、初心者にもオススメなサービスです。

優先劣後方式を採用しており、10~20%の損失は運営者が負担してくれます。

まとめ

オススメの不動産投資会社を一覧でまとめます。

サービス名 Rimple
特徴 少額から投資可能、ポイントサービスの活用、劣後出資の割合が高い
取扱案件 都内中古マンションなど
情報公開
募集ペース
最低投資金額 1万円
こんな人にオススメ セゾンカード利用者、元本割れが怖い人
サービス名 A funding
特徴 詳細な情報公開、劣後出資の割合が高い、少額から投資可能
取扱案件 地方マンション
情報公開
募集ペース
最低投資金額 1万円
こんな人にオススメ 物件の情報をしっかりと確認したい人、元本割れが怖い人
サービス名 クラウドリアルティ
特徴 平均利回りが高い、扱う不動産が独特、運用期間が長い
取扱案件 宿泊施設(古民家再生)、コワーキングスペース開発など
情報公開
募集ペース
最低投資金額 一口5万円
こんな人にオススメ できるだけ手間をかけたくない人
サービス名 オーナーズブック
特徴 少額から投資可能、抽選募集あり、リスク分析まで詳細に情報公開
取扱案件 マンション、商業ビルなど
情報公開
募集ペース
最低投資金額 1万円
こんな人にオススメ こまめに案件募集を確認できない人
サービス名 CREAL
特徴 募集多め、少額から投資可能、対象不動産の種類が多い
取扱案件 マンション、ホテル、保育園、学校などさまざま
情報公開
募集ペース
最低投資金額 1万円
こんな人にオススメ 不動産投資クラウドファンディング初心者

目的や重視する点に合わせて、自分に最適なサービスを選びましょう

 

利益を得るだけでなく、興味のある物件や事業に投資してみる楽しみ方もあるので、どんな案件があるかチェックしてみましょう。

この記事を書いた人

副業のコツ編集部

副業のコツ

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